業界研究・企業研究とか言われても意味がわかりません。。って方に

今回の記事は就活始めたはええけど、マジで意味わからん。って方向けです。

就職活動をスタートさせた時に、業界研究をしなさい、企業研究をしなさいって言われますよね。
僕は学生時代むちゃくちゃぐーたらな生活を送っていたので社会の仕組みが全くわからなくて、四季報読んでも意味わからんやん、何これ。。。」って絶望してました。
大まかな仕組みがわかれば四季報とか読んでても少しは面白くなります。

テレビや冷蔵庫、iPhoneなんでもいいんですけど、
実は今使っている身近なものが自分達の手元に届くまでに様々な企業が関わってるんですよね。
※僕は学生時代、恥ずかしながらテレビを作ってるソニーとそれを売ってるビッグカメラくらいの認識しかなかったです。

例えばテレビが出来上がるには?
まず物を作るメーカーがあります。
テレビを作るための会社(完成品メーカー)があり、ディスプレイとか、リモコンのボタン等の部品を作る会社(部品メーカー)が無数にあり、部品を作るための原料を作る会社(原料メーカー)が無数にあります。

次にメーカー同士・メーカーと小売店を繋ぐ役割として商社があります。
部品を仕入れて、テレビを作っているメーカー(完成品メーカー)に売る会社(商社)、原料を買って部品を作るメーカー(部品メーカー)に売る会社(商社)等があります。

それだけでなく、販売する商品を保管する倉庫を貸し出したり、売れた商品を運ぶための物流会社があります。

 

大まかな流れとしては

原料メーカー→商社→部品メーカー→商社→完成品メーカー。
→の部分を物流会社が繋ぐ。みたいなイメージです。

 

また、それぞれのメーカーが物を作るためには工場が必要です。

そのため工場を作る会社(プラントメーカー)が存在し、
工場内で使う物を作る大きな機械を作る会社(完成品メーカー)が存在します。その機械を作る部品が必要なので。。テレビを作る完成品メーカーと同じ流れがここでも起こります。

そして物が出来上がれば、次はいよいよ僕たちの手元に渡ってきます。
完成品メーカーがテレビを作ったら、テレビの販売をメーカーの代わりに行う会社(商社、販売代理店)に商品を売ります。その会社がビッグカメラAmazon等の売店に商品を売ります。その小売店が僕たちに商品を売って手元にとどきます。

 

大まかな流れとしては

完成品メーカー→販売代理店(商社)→小売店→僕たち一般消費者
→の部分はまたもや物流会社が助けてくれます。


ざっくり言うとこんな感じの仕組みになっているんです。
-メーカーといっても完成品?部品?原料?何を作ってる?
-商社といってもメーカーとメーカーを繋ぐん?メーカーと小売店を繋ぐん?
-小売といっても実店舗メイン?EC(ネット通販)メイン?
とやってることはちゃうんですねー。


ここから、例えば完成品メーカーは自分の会社が作った商品が世の中に拡まるって誇りを持てるなー、一方でここ最近グローバル化の煽りを受けて昔ほどの強さはなくて、将来性としてはどうかな?とか。
部品メーカーってちょっとイメージ湧きにくいけど、家電にも自動車にも工作機械にも使われる部品を作ってる部品メーカー(そういう会社があるのか知りませんが。。)だったら一つの業界が下火になっても会社としては安定してるのでは。とか考えていくと業界研究・企業研究は楽しくなっていき、ニュースとか見てても面白くなります。