諦めも大事!

諦めた方が人生充実する場合もあります。
諦めるな!!みたいな考えに振り切れるのもどうなん?って思います(自分を苦しめるだけ。。)
例えば、時代背景とか含め環境の要因ってむちゃくちゃ大きいんですよね。。

 

1.突出した環境


例えば
プロ野球選手になった太郎くんと、昔同じ少年野球チームでバッテリーだった次郎くんもプロ野球選手に!!みたいな環境ってありますよね。
(住んでいる地域の少年野球チームから1人のプロ野球選手さえ輩出されたことないのが一般的だと思います)

②先端医療の研究者になった花子さん
将来の研究者の卵等がいる小学校、中学校出身で、周りは何かしらの研究者が夢です!って人たちに囲まれてきました。みたいな環境もあります。
(地方だとそもそも大学進学することが少数派やったりします) 


2.環境が違うということは当たり前の基準が違う 

 


環境の何が大きいかってその環境内での当たり前の基準、常識が全く違うんです。
強豪野球チームで夜の21時頃まで素振りするのは当たり前。
一方で弱小野球チームでは「俺は将来プロ野球選手になるんや!!」といって周りが帰っても1人で淡々と素振りする。のはかなり浮いた存在です。

また、普通の中学校で「研究者になります!!」といって周りが遊んでいるなか猛勉強するとかしちゃうと周りからかなり浮きます。

最悪イジメられたりする危険もあるからそういう行動取りづらいです。
恵まれた環境でいる人からすると当たり前のことをするのにも周囲からの圧力があり、一苦労な環境もあるってことです。
※全て言い訳と言ってしまえばその通りなんですが、小学生の時に将来プロ野球選手になりたいから他県のチームに行かせて欲しいって自分から言える小学生ってほとんどいないと思うんです。

何を言いたいかというと、
それだけ当たり前の基準が違う中で生きてきたんやから
「自分がプロ野球選手になれなかった・研究者になれなかったのは環境のせいだ!!と思ったらいいのに」って話しです。

 


3.キャリアでも同じ


ちょっと極端な例でしたが、自身のキャリアを考える場合もそうです。
就職活動時は名前の知ってる大企業にエントリーする方も多いと思いますが、
キラキラしてみえる皆が知っている様な大企業から内定をもらえる人はハナからそういうルートで生きてきてます。
プロ野球選手や研究者と同じです。
ある程度、そういう環境で育ってなければ負けます。努力とかとちゃうんですよねー。
プロ野球選手とかの話だと理解できても、これが就職活動になると、なぜかみんな大企業にいけるんちゃうかー!!って考えがちだったりするんですよね。。

将来どういう方向性を目指したいかによると思いますが、
専門性が欲しいのであれば伝統工芸の職人とか総合職としての実力をつけたいのであればベンチャー企業等で早期にマネジメント経験を積むとか、見栄やステータスが欲しいのであれば地元の有名企業とか、自分の生まれ育った環境を考慮して行動した方が良いと思うんです。


4.まとめ


ここまで書いてきたように、環境の要因はむちゃくちゃ大きいので、
大企業にいけない自分を責めるのではなくこういう環境で育ったから仕方ない。と良い意味で諦めた方が楽だし、その上でどうやって行動していくか考えた方が充実した人生を送れるのではと思います。

僕は以前、キャリアについて悩んでいる方、就活で苦しんでいる方とお会いする機会が多かったので、皆様の人生についてのお話伺った中で「本人以前に環境の要因はやっぱり大き過ぎるやろ」と感じたのですが、同時に「環境のせいにするな!」という話もよく聞きました。
「環境が悪いのでできないです」とだけ言っちゃうと言い訳になりますが、環境・外部の要因を排除すると無謀な戦いをし続けるだけです。
自分のことを冷静に客観視し、今の自分における最善手を打っていくことが最も重要なんやと思います!!